丹力
30年位前 『女は胆力』というタイトルの本を読んだことをフッと思い出しました。
詳しい内容は覚えていませんが、昭和40年代だったか、ある女性が
政治家を目指し、そして全体の為に活動を起こしていくようなお話だったように思います。
その中に「頭ではなく、肚で考えよ」という言葉がありました。
当時は、何を言われているのか、うっすらとは感じられましたが
今ならハッキリとわかるように思います。
もし頭を使って思考したとしても、それはどこまでも過去の経験の産物であって、
何も新しい気づきは起こりません。
それだけでなく、グルグルと終わりのない迷路(ゴルディオスの結び目)にハマるだけです。
それこそ、思考を断つことでしか、前進できません。
何かを行動しようと感じたら、
それが自我からくるのか、本質から湧いてくるのか、頭を使って分析しないことです。
静かに目を閉じて
まず、上丹田、中丹田、下丹田と降ろしてみましょう。
そのまま、消えるのであれば、それだけのことです。
肚にある、のなら、「やる」と覚悟を決めて、行動して見ればいいのです。
上手くいっても、いかなくてもかまいません。
何故なら、それは必ず、これから生きてくる経験になるからです。
丹も胆も肚も一様に『覚悟』を示しています。
神道では「荒魂」ともいい、実行する行動力です。
自立し、何があっても全体の為にやる(行動する)という覚悟のことです。
宇宙の理に叶っていれば、
あなたが肚をくくるとき、外が如何なる状況にあっても、それは現実化するのです。
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